声だけの相手から学んだこと
こんにちは。ライフコーチの木下早苗です。
あなたは、誰かの言動に感情を左右される、振り回される、と感じたことがありますか?
コーチとしてクライアントさんとお話していると、時々、『ん?』と思う瞬間があります。
険悪な雰囲気になるとか、そういうのではないのですが、話していると、何か違うなー、
という違和感を感じるのです。
その違和感を感じた時、
「私この人のこと苦手なのかな?」、と思ったり、
相手からの評価に一喜一憂したり、
平常心で聴けていない自分にダメ出ししたり。。。
あー、私クライアントさんに振り回されている・・・
私はあります。
もしあなたが相手の言葉に自分の気持ちを振り回されている感じた時、
どうしていますか?
その人とのセッションの前はちょっと緊張する・・・
うーん、良くないな・・・
これって、楽しくないんじゃない?
なんとかこの状況を脱したい!!!
最近まで、そんなもやもやを抱えていました。
私は、ちょっとした方法を試してみることにしました。
それは、ノートに書き出すこと(え、普通じゃん!という声が聞こえそう。笑)。
①今の気持ちを書き出す。
②終わったあと、どんな状態であればいい? 本当は、どうなればいい?を考える。
③そのためにできることは何?を考える。
④本番に臨む。
そうしたらですね、今度は思ったより楽にできたのです!
でもこれだけでは自分的にまだ納得いきません。
ですから、なぜ今私がこの状態に陥っているか、を考えてみました。
すると、そういう時は相手との信頼関係がまだ未熟で、私自身がクライアントさんの
ことを信じきれていない状態だ、ということに気がついたのです。
ちょっとショックです・・・。
でも考えてみると、出会ったばかりのクライアントさんとは、まだお互いがどんな人なのか?を
十分に知り合えていないのでそうなることがあります。
お互いの情報が足りていないのです。
また、どんな時にそうなりやすいかというと、私の場合、相手の顔を見ずに、
声だけでセッションする時が特にそういう傾向になりやすいことがわかりました。
今は、ほとんどの場合zoomによるオンライン、カメラはONの状態でお互い顔を合わせながらセッションしていますが、相手の顔を見ずにセッションを行うこともあります。
声だけのセッションももちろん行うのですが、それでも初めましての時だけは顔を合わせることが多いです。
でも時々、初めから最後まで顔を見ずに声だけでセッションをさせていただくことがあるのです。
私がこの人のことよく分からないな、ちょっと心配だな、と思うのはそんな時。
顔や仕草のない状態は確かにいつもより伝わってくる情報は少ない。
だから、余計に心配になる。
情報が足りない(と思っている)
⇨ この人のことはよく分からない
⇨ 相手がセッションに満足していないんじゃないか?
⇨ 分からないから、不安だな
⇨ 数値的満足度でしか相手の様子を伺えない
⇨ 点数の良し悪しで喜んだり、落ち込んだりしている私
⇨ 点数だけ見て振り回される
そんなモヤモヤ。
じゃあどうしたいのか?
/
もっと相手を信じても良いんじゃない?
/
今はそんな風に思います。
電話の向こうの相手は顔は分からなくても、声で、言葉で、沈黙で情報を伝えてくれる。
何よりも、『私』を選んで下さったからこそ今こうしてセッションをしている。
それだけで、もうクライアントさんを信じるに値するではないか!
私が出来ることはそれを一生懸命受け取る事。
相手を信じ、自分の感覚を信じて受け取るだけです。
満足するかは相手が決めるんです。
私じゃなない。
なんか、考えすぎていたのかも。
もっとシンプルに、素直にいこう!と思った出来事でした。
あなたは誰かに振り回されていると感じた時、どんな方法を試していますか?
ノートに書き出す作業も結構お勧めですが、コーチングセッションでこういうテーマを深めていくのもお勧めです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。