それを選んだ自分を好きですか?
こんにちは。
ライフコーチの木下早苗です。
一番下の息子が、小学校に上がりました。
朝、家族全員が出ていくまで慌ただしいのは相変わらずですが、
それでも朝の過ごし方にだいぶ余裕が出てきました。
どうやってゴールまで行く?
さて、私は3月まで息子を自転車で幼稚園へ送っていました。
送り迎えのために私が選んだのは電動アシストのない自転車です。
幼稚園といってもあと一年だし、そのあとは買い物くらいしか使わないし、
なんといっても電動付きよりかなり安いし。。。といったのが主な理由。
正直、簡単にいけるだろうと思っていたのですが、これが全くの大違い。
住んでいるところは割と坂道が多い。
急な坂道はもちろん、ゆるい坂道も侮れません。ゆるくても、長い坂道は結構きついのです。
入園したものの、初めは休園中だったので、実際に息子を乗せ始めたのは6月。
もう、かなり暑くなってくる時期でした。
息子は、自転車に乗せてもらうのが嬉しいらしく、色々と話しかけてくるので返事を
していたら、マスクをしていることもあり、息をするのもつらく、苦しくなってきました。
自転車に乗るたびに、あー嫌だな、辛いな、苦しいな、やっぱりモーターつけておけばよかった、
などと思いながら通っていたんです。
そのうち、あれ?これって変じゃない?と思ったんです。
電動付きでなくていいの?と夫に確認されたにも関わらず、アシストなし自転車を選んだのは私なのに、
ペダルを踏むたびに辛いと思ったり、頭の中が自転車のモーターの映像でいっぱいだなんて。
うーん、これじゃあ全然楽しくない!
と気がついたので、どうしようと考えました。
そして、私がやったことは『できるだけ坂道の少ない道を探すこと』。
毎日毎日、 ちょっとずつ道を変えながら、幼稚園までいくルートを探していきました。
どうしても坂を登らないと行けない箇所はあるし、遠回りになって時間はかかるのですが、
最終ゴールは幼稚園にたどり着くこと。
大事なのは、私が楽しくいけるか、その道を選んだ自分を好きでいれるか。
おかげで色々な道を覚えられ、引っ越したばかりのところだけど詳しくなりましたし、
坂道は息子に降りてもらって一緒に歩いたり。
降りるの嫌かなと思っていたけど、案外子供は平気なものです。
「ランニングする!」と言って坂道終わっても走ったりして、私も楽できたり。
一度決めたルートもたまには変えてみて卒園間近で新しい行き方を発見したり。
とにかく、卒園まで楽しく登園することができました。
ゴールまでの道のりに正解はあるか?
私の例は自転車なのですが、これって、
どんなことでも同じだよね、と思うのです。
『自分の目指したいところ』 =
『ゴール』 があって、そこへ進んで
いく。
ゴールへの行き方は色々ある。
辛いけど、短期間で頑張っていく方法もあるし、途中で違う道に入ったり、休んだり、とにかくマイペースで進んだり。
同じゴールを目指している人がいたとしても、その人と同じルートが自分にとっても相応しいわけではない。
どんな行き方だっていいんです。
スマートな行き方でも、遠回りをしても、最短を目指すためにハードな道を選んでも。
どんな道を進んでも行き着くところがあなたの辿り着きたいゴールなら。
大事なのは
『その道を選んだ自分を好きでいるか。』
どれだけ格好良い選択をしてみても、進んでいく過程で不満が漏れていたり、後悔やイライラが出ている
ようでは、選んだ自分を嫌いになりそう。
それだったら、イライラ、後悔している自分にさっさとさよならして、自分を好きになれる道を
探して、選択した方が良いと思いませんか?
それに、たくさんのルートを試したからこそ、行き方はひとつじゃない、と気づけたんです。
ここしか道がないと思うと、怖くないですか?
それよりも、ここがダメなら、他のところもある、そこがダメなら次・・・と
たくさん選択肢を持っていた方が気持ちも楽に進める。
そして、たくさんの道を知っているからこそ、時にはちょっとハードルが高そうな難しいルートも選択してみようかな、
という気持ちが湧いてくると思うのです。
あなたはどうですか?
今の道を選んだ自分を好きですか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ライフコーチ 木下早苗