その言葉の中にあるもの

こんにちは。
「『うまくいかない』を超えたいあなたのライフコーチ 」木下早苗です。

『きちんとしないと』

よく、こんな言葉を使っていることはありませんか。

「きちんとしないと」
「きちんとやりたい」
「きちんと決めたい」
「きちんとしたい」
「きちんとしなさい」



「もっと」が頭についたり、「きちんと」が「ちゃんと」という言葉になっている時も
あるでしょうか。


これって、時に自分を追い詰め事があるかもしれない、ちょっと危うい言葉。


え、何で?
何でダメなの?


きちんとする、ちゃんとするのは当たり前でしょ?

と思うかもしれません。


これ、完璧主義な人に限って言いがちな言葉です。



私もそうでした。

「ここはちゃんとしたいんです」
「もっとちゃんと子供と向き合いたいです」
「きちんと整っている方がいい」

こんな感じです。


初めてマイコーチに、「さなえさんって完璧主義だよね」と言われた時、衝撃でした。


私が完璧?!



そんなはずはない。
完璧主義って、私みたいなテキトー人間の事じゃないもの。

私じゃなくて、お友達のあの人みたいな人の事よ?(お料理ができて、運動もできて、仕事は早い、
手作りとかも軽ーくこなすし、頭も良いし服も持ち物のセンスも良くておまけに美人で友達も多い)もちろんコーチは
その人のことを知りません。笑。


私、何も出来ないとは言わないが、どれもそこそこなだけで、これといって完璧と褒め称えられる
ようなものは持ち合わせていない。
そんな私が、あの人と同じなんてあるはずがない。同じと思われる事自体、恥ずかしすぎる。

だから、私は完璧主義とは「違う」って。



でもね、違うんです。


そうやって

「ちゃんと」や「きちんと」という言葉の中に

『 今の私じゃダメだ 』
『 今の自分を捨てて、変わらなければならないんだ 』


というメッセージを私は知らないうちにたくさん、詰め込んでいたのです。


私が想像する「完璧」や、完璧主義な人、完璧と思われる人に私がハマっていないと、
自分で自分を否定しているだけだったんです。



そうするとどうなるか。
自分で自分を否定しているから、「出来てない」と落ち込む。
「こんな私じゃダメ」と違う誰かになろうとする。


結果は、、、。 何となく、想像できますよね。


そんな時は、
あー私、今「きちんと」とか「ちゃんと」っていっぱい言ってるな


と自分で気づいてあげてください。


「きちんとする」「ちゃんとする」事自体が悪い事なのではありません。
その言葉をたくさん使っている時の私はどうなっているのか。

できないことばかりに目を向けていないか。
自分で自分を「ダメな人」認定していないか。


自分のことを否定していないか。


少し立ち止まって、自分に問いかけてみてください。

そしてもし、自分のことを否定している、ダメと思っている自分に気づいたら、、


私、今自分のことそんな風に思ってるんだ。
そうなんだー。



と思ってあげてください。

それだけ?


と思いましたか?



それだけでいいんです。
まずは、自分が何を感じているかに気づくこと。



どうしてそんな風に思ったかとか、じゃあどうすればいいか、はその次です。


まずは自分の状態に気づくこと。
そうやって、自分を知ることを楽しんでみてください。


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ライフコーチ 木下早苗