気持ちを伝えるって大事
こんにちは。
「『うまくいかない』を超えたいあなたのライフコーチ 」木下早苗です。
我が家には3人子供がいるのですが、今回は末っ子の話です。
年長さんのうちの息子。よくお喋りをして、とっても楽しい子です。そんな彼は、一時、『反対言葉』を言うのが流行っていたときがありました。
なんて事のない言葉遊びですが、こちらとしてはちょっと気になります。
例えばご飯を食べるとき、おいしそうに食べるので『おいしい?』と聞くと
『おいしくなーい』
幼稚園の帰りに先生から今日はこんな事をして遊びました、〇〇君も楽しかったみたいです、
と言っていたので、今日幼稚園どうだった?
と聞くと、
『えー 楽しくなかったぁ』
『えー?!そうなの?』
聞いてるこちらはびっくりです。
顔は笑っているので本当は楽しかったのだろう。ちょっと照れてるのだろう、とは想像できるのですが、聞いていてなんとも居心地が悪い思いです。
彼にとって、思った事を逆に言ってみるのは特に意味はないだろうし、相手の想像と違う事を言う事でびっくりした反応を見るのが楽しい、というただの遊びなのでしょうが、あまりに頻繁に言ってくるので、私はだんだん気持ちが沈んでいきました。
わかってる。冗談てわかってるよ。だけど、やっぱり悲しい。
この返しは大人だけにやっているのかな?
お友達には言ってないかな?
この先ずっとこんな風に思った事を逆の事をいうとは思わないけど、でも、今私が思った事、感じた事、言ってもいいかな?
と思い、私の気持ちを言ってみることにしました。
「あのね、いつも思ってる事と反対のこと言うみたいなんだけど、ママはそれ聞くと何だか悲しくなってしまうのね。ほんとに楽しくないのかな、だったら無理して幼稚園行かなくてもいいんじゃないかな?って思ってるんだけど、どうかな?本当に楽しくない?幼稚園行きたくない?」
「うーん、…楽しい。」
「だったら、楽しい時は楽しいってちゃんと言ったほうがいいよ!
その方がこちらも嬉しいよ ^ ^ 」
返事は特にありませんが(笑)、とりあえず伝えたということで、あとは様子見です。
しばらくして、いつの間にか反対言葉をいう事が無くなっていることに気がつきました。先生やお友達のお母さんに、何か聞かれて答える時、ちょっと恥ずかしそうにはしているのですが、楽しかったり、美味しかった時はちゃんと教えてくれます。
今回の事は、ほうっておいても時間が経てば成長と共になくなり、得られた結果は結局同じだったかもしれません。
でも、自分の気持ちを伝える事って大事だなと思います。私が伝えた事で、彼に自分の言葉が相手にどう伝わっていたのか、彼なりに思うところ、気がつくところがあったかもしれないのです。それに早く気がつく事ができていたとしたら、母として嬉しいなぁ、と思った出来事でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。